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クラリネット奏者 伊藤圭について

若くして日本を代表するオーケストラの木管セクションの中核を担う奏者となった クラリネット奏者伊藤圭の音楽は、どの時代の音楽も裏打ちされた盤石の技術の上 に成り立ち、外連味のない豊かな音楽性に満ちている。

経歴

藝大フィルハーモニア、東京都交響楽団を経て、
現在は、NHK交響楽団首席クラリネット奏者を務める。

クラリネット奏者 伊藤圭の経歴
1977年
宮城県大崎市生まれ。
2001年
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。
2004年
第6回日本クラリネットコンクール第1位。
2006年
第74回日本音楽コンクール入選。
2012年
将来を嘱望される若手奏者の登竜門、東京オペラシティリサイタル シリーズ「B→C バッハからコンテンポラリーへ」に出演し、内田祥子「じゅげむ じゅげむ」、尾高惇忠「幻想曲」等を初演。その様子はNHK-FM 「クラシック倶楽部」にも取り上げられた。
2018年
フォンテック社よりソロアルバム「Reveusement レヴーズマン 藍の詩」をリリース。ドビュッシー、プーランク、タイユフェール、トマジなどフランスのクラリネット作品を収録し、レコード芸術誌において準特選盤に選出された。

協奏曲のソリストとしての経歴

協奏曲のソリストとしての経歴

「天皇陛下 御即位30年 奉祝感謝の集い」において献奏

2014年
東京藝大「創造の森」において「尹 伊桑(ユ ン・イサン)クラリネット協奏曲」を日本初演。
2018年
郷里の仙台クラシックフェスティバルに連続して招聘されリサイタルを開催している。
2019年
「天皇陛下 御即位30年 奉祝感謝の集い」において 、モーツァルト クラリネッ ト協奏曲の特別奉祝献奏
2020年
台湾嘉義市国際音楽フェ スティバルに招聘され、スパーク「クラリネット協奏曲」を演奏
2021年
第1938回NHK交響楽団定期公演 のソリストとして同曲を協演。同演奏会においては、協奏曲の好演を終えた後半のプログラムでオーケストラ奏者として再び登場しマーラーの交響曲第1番「巨人」 を演奏。そのタフな音楽性が話題を呼んだ。

ご縁

コンサート以外の活動にも積極的に取り組む

これまでにクラリネットを千石 進、日比野 裕幸、野田 祐介、山本 正治、三界 秀 実、村井 祐児の各氏に師事。
また、東京音楽大学兼任准教授、東京藝術大学、国立音楽大学講師として、また国 内外のマスタークラスの講師として招聘され、後進の指導にあたっている。

ソロ、室内楽、指導者としての活動の傍ら、次世代のこどもたちの感性を育むため、幼稚 園、小学校、中学校、高等学校アウトリーチ事業にも積極的に取り組むほか、介護 施設などを頻繁に訪れ、演奏を行なう活動も継続し現在活動の充実期を迎えてい る。

プライベート

クラリネット奏者 伊藤圭のプライベート

ナイフとフォークを持つと、よく似合うと言われます

趣味
サスペンス、時代劇、吉本新喜劇鑑賞
好きな食べ物
カレー、コーヒー、ワイン屋巡り
その他
トロンボーンを中学校の時に吹いていました
食へのこだわり、ナイフとフォークを持つとよく似合うと言われる